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Tuesday, January 12, 2021

ASUS,独自外付けGPUボックスとつながるゲーマー向け2-in-1「ROG Flow X13」など,多数のゲーマー向けノートPCや周辺機器を発表 - 4Gamer.net

cicilopo.blogspot.com  北米時間2021年1月12日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,ゲーマー向け製品ブランド「Republic of Gamers」の新製品として,2-in-1ノートPCや外付けGPUボックス,2画面搭載ノートPC,4K対応で144Hz表示可能な液晶ディスプレイなど多数の製品を発表した。
 本稿では,これらの新製品を簡単に紹介しよう。なお,いずれの製品も国内発売時期や価格は明らかになっていない。
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ROG Flow X13


 「ROG Flow X13」は,13.4インチディスプレイを搭載する2-in-1タイプのゲーマー向けノートPCだ。同日にAMDが発表したZen 3ベースのノートPC向けAPU「Ryzen 9 5980HS」と,ノートPC向けGPU「GeForce GTX 1650」を搭載しながら,公称本体サイズは299(W)×222(D)×15.8(H)mm,公称本体重量は約1.3kgという軽さを実現しているのが大きなポイントである。
ROG Flow X13
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ROG Flow X13のサイズやバッテリー駆動時間を示したスライド(左),2-in-1ノートPCなので,タブレット形態やフォトスタンド風形態で使うことも可能だ(右)。ちなみに,テント形態は冷却に適しているそうで,通常のノートPC形態と比べて,CPU温度が7℃,GPU温度は8℃ほど下がるとのこと
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 2-in-1ノートPCとしては,本体だけでも高スペックなROG Flow X13であるが,「GeForce RTX 3080」を搭載するオプションの外付けGPUボックス「XG Mobile」と接続することで,高いGPU性能が必要なゲームにも対応できるのも特徴である。
XG Mobile。GPUを内蔵するのに加えて,DisplayPort出力やHDMI出力,USB 3.2 Type-A×4や有線LANポートも備える
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 一般的な外付けGPUボックスは,PC本体との接続にThunderbolt 3(※最大データ転送速度40Gbps)を使うため,インタフェース部分がボトルネックとなってGPU性能を出し切れない。それに対して,ROG Flow X13とXG Mobileの接続には,PCIe 3.0 x8(※最大データ転送速度約63Gbps)ベースの独自インタフェースを使用しているため,よりGPU性能を引き出せるとASUSは主張している。
独自インタフェースによる利点を説明するスライド。もっとも,RTX 30シリーズはPCIe 4.0 x16接続に対応しているので,XG Mobileの独自インタフェースでも,GPUが持つ本来の性能から見て4分の1程度のデータ転送速度に留まるのだが
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 GPUはXG Mobileの基板に直付けされているのでユーザーによる交換はできないが,専用設計とすることで,公称本体サイズは208(W)×155(D)×29(H)mm,公称本体重量約1kgとコンパクトなサイズになっているのもポイントだ。
XG Mobileの概要。電源ユニットは内蔵しており,消費電力は最大280Wとのこと。
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 相応のゲーム性能を備えたGPUを搭載する約1.3kgの2-in-1ノートPCというだけでも珍しいが,XG Mobileとの組み合わせで高いグラフィックス性能を発揮できるというのも面白い。本体とXG Mobileを合わせれば,相応に高価な製品とはなるだろうが,注目すべきゲーマー向けノートPCのひとつと言えよう。

ROG Zephyrus Duo 15 SE


 15インチ級ノートPCである「ROG Zephyrus Duo 15 SE」(以下,Zephyrus Duo 15 SE)は,2020年8月に国内発売となった「ROG Zephyrus Duo 15 GX550LXS」の後継となる2画面搭載ゲームノートPCだ。本体奥側に横長のタッチ対応サブディスプレイ「ROG ScreenPad Plus」を搭載しており,ゲームをプレイ中にWebブラウザや実況配信ソフトを表示しておくのに役立つ。
Zephyrus Duo 15 SE
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ROG ScreenPad Plusの使用イメージ
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 Zephyrus Duo 15 SEの大きな特徴は,非常に高いスペックを有する点にある。まずGPUは,NVIDIAが発表したばかりのノートPC向け「GeForce RTX 3080」を採用。CPUには,やはりAMDが発表したばかりのノートPC向け「Ryzen 9 5900HX」を採用するといった具合だ。加えて,メインの液晶ディスプレイには,最大リフレッシュレート120Hz対応の4K解像度(3840×2160ドット)パネルか,最大リフレッシュレート300Hz対応のフルHD解像度(1920×1080ドット)パネルの2種類を用意している。

ROG Strix SCAR 17,SCAR 15


 ゲーマー向けノートPCの新製品「ROG Strix SCAR 17」(以下,SCAR 17)と「ROG Strix SCAR 15」(以下,SCAR 15)は,CPUにAMDのノートPC向けRyzen 5000シリーズを,GPUにはノートPC向けGeForce RTX 30シリーズを採用したスペックの高さが特徴の製品だ。
 SCAR 17の場合,CPUには8コア16スレッド対応のRyzen 9 5900HXを,GPUにはノートPC向けGeForce RTX 3080を採用。メインメモリとして最大64GBものDDR4-3200を搭載可能な点もポイントだ。
ROG Strix SCAR 17
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天板背面やキーボード,本体底部の前側にカラーLEDイルミネーションを備える
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 SCAR 17の場合,ディスプレイにはフルHD解像度で最大リフレッシュレート360Hz対応か,解像度2560×1440ドットで最大リフレッシュレート165Hzという2種類の液晶パネルを用意している。また,4基の内蔵スピーカーによるバーチャルサラウンド機能「Dolby Atmos」への対応といった特徴を備えるのもポイントだ。

 それに加えて,キーボードのキースイッチには光学式キースイッチを採用することで,キースイッチに起因する入力遅延をほぼ0にしているのも特徴である。

SCAR 17は光学式キースイッチを採用。キーストロークは1.9mmと,平たいキーのわりに深めだ
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 PC以外の周辺機器も簡単に紹介しよう。
 「ROG Swift PG32UQ」は,32インチサイズで4K解像度のゲーマー向け液晶ディスプレイ新製品だ。発売時期は2021年第1四半期とのこと。
 最大の特徴は,4K解像度でありながら最大リフレッシュレート144Hzという高速表示に対応する点だ。ビデオ入力インタフェースとしては,DisplayPort 1.4とHDMI 2.1に対応しており,144Hzで表示できるのはDisplayPort 1.4接続時に限られる。HDMI 2.1接続時は最大120Hzになるとのこと。
ROG Swift PG32UQ
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 NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC Compatible」の認証も取得しているほか,HDR表示については,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR 600」に対応する。色空間規格「sRGB」のカバー率は160%,「DCI-P3」カバー率は98%と,対応する色域も幅広い。
 高価な製品になるのは確実であろうが,4K解像度でも高リフレッシュレート表示のディスプレイが欲しいというゲーマーに歓迎されそうだ。

 「ROG Claymore II」は,USBによるワイヤードおよび独自方式のワイヤレス接続に対応するゲーマー向けキーボードである。

ROG Claymore II
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 2017年に国内発売となった先代「ROG Claymore」と同じく,10キー部分が着脱可能となっているのが特徴の1つだ。用途に応じて,10キーレスキーボードとして使ったり,メインキーの左側に10キー部分を取り付けて,片手用キーパッド的に使うことも可能である。

 新製品におけるもう1つの特徴は,ASUS独自の光学式キースイッチ「ROG RX Blue Optical Switch」か,「ROG RX Red Optical Switch」を採用する点だ。このスイッチは,2020年に海外発表となったキーボード「ROG Strix Scope RX」(※国内での正式販売はされていない)で初めて採用となったもので,打鍵回数1億回に耐える耐久性の高さと,入力遅延の低さ,およびプランジャーによって打鍵時のグラつきを減らす構造といった特徴を有するという。

10キー部分は着脱式で,メインキーの左右どちら側にも取り付けられる(左)。キーキャップを外した状態(右)。四角いプランジャーの存在が見てとれよう
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ROG Gladius III」。メインボタン用スイッチをユーザーが交換可能なROG Gladiusシリーズの最新モデル。USBによる有線接続に加えて,独自方式ワイヤレス,およびBluetooth接続に対応したのが新たな特徴だ
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