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Friday, December 4, 2020

「Chromecast with Google TV」はChromecastとの価格差以上の価値あり! (1/3) - ASCII.jp

cicilopo.blogspot.com

2020年12月05日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●飯島恵里子

グーグル「Chromecast with Google TV」7600円

 グーグルは新型ストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」を、11月25日に発売しました。筆者は前モデル「Chromecast」を購入しましたが、リモコンに対応しておらず、スマートフォンから操作するというのがあまりにメンドーだったので、早々に箱にしまってしまいました。せっかく目の前に大画面があるのに、それに比べればはるかに小さなスマホの画面で操作しなければならないのは、どう考えてもおかしいなと思います。

 そこで「Nexus Player」のようなリモコン対応ストリーミングデバイスが、グーグルから再びリリースされるのを待ち望んでいたのです!

Chromecast with Google TVはHDMI端子がケーブルタイプ。装着の自由度が高いです

どんな古いテレビでもHDMI端子があればスマートテレビに変身

 Chromecast with Google TVは、ChromecastにGoogle TVとGoogleアシスタント機能を組み込んだストリーミングデバイスです。OSは「Android TV OS バージョン10」を搭載。テレビに接続するだけで、YouTube、Netflix、Prime Videoなどのストリーミングコンテンツを鑑賞したり、ゲームをプレイしたり、そしてAIアシスタント「Googleアシスタント」を利用可能になります。どんな古いテレビでもHDMI端子さえあれば、スマートテレビに変身しちゃうわけですね。

セットアップはスマートフォンの「Google Home」アプリを使ったほうがお手軽ですが、単体でも設定可能です

OSのバージョンは「設定→システム→デバイス情報」で確認できます

 本体のサイズは162×61×12.5mm、重量は55g。リモコンのサイズは122×38×18mm、重量は63g。カラーはSnow(白)、Sunrise(ピンク)、Sky(青)の3色が用意されており、本体だけでなくリモコンも同系色でコーディネートされています。

 プロセッサーはAmlogic製のクアッドコア、メモリー(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は8GBを搭載。ただし8GBのストレージのうち、ユーザーが利用できるのは内部共有ストレージの4.4GB。microSDメモリーカードなどのストレージ増量には対応していません。

 通信方式はWi-Fi 5(11ac)とBluetoothに対応。本体とリモコンはBluetooth経由で接続しますが、ゲームコントローラー、キーボード、マウス、スピーカーなどもペアリング可能です。なお、リモコンはテレビ、サウンドバー、レシーバーなどを制御するための赤外線発信器も搭載されています。

スピーカー、マウス、キーボード、ゲームコントローラーをペアリングしてみました。キーボードを接続しておけば、検索キーワードを高速に入力できます

 解像度は最大4K HDR/60fpsに対応。動画形式はドルビービジョン、HDR10、HDR10+、音声形式はドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーアトモス(パススルー)をサポート。もちろん最高品質で鑑賞するためには、ストリーミングサービスとコンテンツがこれらの規格に対応している必要があります。

 リモコンには、上からナビゲーション、選択、戻る、Googleアシスタント、ホーム、ミュート、YouTubeボタン、Netflixボタン、テレビ電源ボタン、テレビ入力ボタンが配置され、さらに右側面にボリュームボタンが用意されています。ボタン数が多いので暗い部屋で操作する際には少し慣れが必要かもしれません。

パッケージには、Chromecast本体、音声リモコン、単4電池×2、USBケーブル、ACアダプター、説明書が同梱されています

本体裏面(右)の下側にあるのはLEDインジケーターと、Bluetooth接続のためのペアリングボタン

ナビゲーションボタンは4方向へのカーソル移動に使用。「Googleアシスタント」のボタンは色を変えるだけでなく、ほかの平らなボタンとは異なり凸型になっています

黒い部分が赤外線発信器、側面にあるのがボリュームボタンです

リモコンの操作性は良好。また口元に近づけなくても音声入力できるぐらいマイクの感度も高いです。残念なのは、YouTube、Netflixボタンが起動専用ボタンでほかのサービスを割り当てられないこと。また、それぞれのボタンを長押しすると、そのサービスだけでコンテンツを検索する機能があったらもっと便利だったと思います

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