◇○ソフトバンク4―2ロッテ●(22日・ペイペイ) ソフトバンクが松田の2点適時打で勝ち越し、接戦を制した。 これまでのモヤモヤとした空気を一掃するような一振りに、ソフトバンクの選手たちはベンチを飛び出して喜び、殊勲打の松田に拍手を送った。 一、三回は三塁に走者を置きながら得点が奪えず、四回は栗原のソロで追いつき、なおも相手の3四球で1死満塁の好機をもらいながら甲斐が併殺打に倒れるなど拙攻が続いた。5点差を逆転されて敗れた前日の21日からの悪い流れを引きずるような重苦しい展開だった。 だが、この人は違った。八回、2死一、二塁の好機に代打で送り出された松田は持ち味の積極性を発揮する。ロッテのハーマンが投じた初球のカットボールをはじき返すと、打球は左翼手の頭上を越え、2者を還す適時二塁打となった。 今季から、捕手登録の栗原が三塁の守備にも挑戦し、これまで三塁の定位置を守ってきた松田はスタメンを外れる試合が増えた。だが「与えられた場所、与えられた機会でやってきたことを出すだけ」と先発を外れても試合前のルーティンは変えない。ベンチでは若手を鼓舞しながら自分の出番に備え、しっかりと期待にも応えて見せた。 この日は今季途中から加入したアルバレスが六回に初安打を放ち、九回を任された板東がプロ初セーブを挙げるなど、明るい話題が生まれた。チームは4位だが、貯金は2で上位に離されてはいない。「まだまだ一番上を目指してやっている」と松田。5年連続の日本一を目指す中、「マッチ」の愛称でチームを鼓舞できる38歳のベテランは欠かせない。【黒澤敬太郎】
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