
新型コロナは多くの失業者を出すなど、“貧困パンデミック”とでも言うべき状況が生まれている。生活困窮層は分厚くなり、さらに下流の“底”がヒビ割れ奈落に落ちる人も……。そんなニッポンの貧困のリアルとは? ⇒【マンガで読む】実際にあった貧困の実態
新型コロナの爪痕。深刻な生活困窮者が増え続けている
「明るい日本の未来を目指して努力をする覚悟であります」 9月29日、自民党総裁選で新総裁に決定した岸田文雄氏の挨拶の一文だ。総理が代わると同時に、長い呪縛が解けたように新型コロナは収束に向かっている。緊急事態宣言も明け、ようやく日常が戻る――期待に胸弾ませる国民が多いかもしれないが、貧困層が大きく拡大したことを忘れてはならない。 厚生労働省によれば、新型コロナウイルス感染症に起因する解雇等見込み労働者数は、’21年10月8日時点で11万8317人。うち非正規雇用者は5万4152人。つまり、非正規だけでなく正規雇用(正社員)の人たちもコロナ失業していることになる。一般的な“中流層”にいた人たちが、下流に転落してしまった事実があるのだ。
すでに下流にいた人たちは?
では、すでに下流にいた人たちはどうなったのか? 生活保護問題に詳しい行政書士の三木ひとみ氏がこう解説する。 「これまで生活保護の相談は40~50代の非正規労働者からが多かったのですが、コロナ禍で最近は10~20代の割合が高まっています。『アルバイトしていた店がなくなった』や、『親がリストラされて、自分もバイトがない』など、全世代で深刻な生活困窮者が増えています」 そう、コロナは貧困までもパンデミックさせていたのだ。
貧困当事者から怒りのメール
数多くの貧困の当事者を取材するジャーナリストの吉川ばんび氏も、困窮者たちは心身共に追い込まれていると語る。 「私が今年、生活保護を勧めるウェブ記事を公開したところ、貧困当事者数人から『安全な場所にいるお前らに、俺らの気持ちがわかるか!』という趣旨の怒りのメールが届くようになりました。 一人の男性に詳しく聞けば、所持金が30円しかないと打ち明けてくれました。彼らはコロナによる貧困で徹底的に疲弊してしまい、国に対して強い不信感を持っています」 誰もが貧困に陥る時代に来ているのだ。
からの記事と詳細 ( コロナ貧困者の声「安全な場所にいるお前らに、俺らの気持ちがわかるか!」(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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