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Sunday, December 6, 2020

「祈り憩う場所守りたい」福岡のモスク担い11年 アマー・ナビールさん - 西日本新聞

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 ひざまずき、赤いじゅうたんに額を押し当て、心の中で静かに祈りをささげる。イスラム教徒が集う福岡市東区箱崎のモスク(礼拝所)「福岡マスジド」代表アマー・ナビールさん(60)は周囲を見て、つぶやいた。「いろんな国の人が肩を寄せ合い祈っていたのですが…」

 エジプト出身で1998年に来日。日本では当時、イスラム教の戒律に従ったハラル食品への理解が乏しく、日々の食事にも苦労。九州大伊都キャンパスなどで、豚肉やアルコールを使わないハラル料理専門店を経営。日本暮らしの経験を買われ、2009年の開設当時からモスク代表を任されている。福岡での生活に不慣れなイスラム教徒を助け、亡くなった人を供養する世話役も務める。

 モスクは新型コロナウイルスの影響で、6月まで3カ月ほど閉じていた。今でも黄色いテープを目印に、訪れた人は1・5メートル以上の間隔を空けて祈る。多い時には約300人がいたが、今では70人ほど。3密を恐れていまだに戻らない人もいる。「ハラル料理を作ったり学び合ったりもする。以前のような憩いの場に戻る日を待ち望んでいます」

 (宮下雅太郎)

 =おわり

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