新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、第92回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)が無観客開催を前提に準備を進めることが決定されてから一夜明けた5日、選手が滞在する予定の宿舎では受け入れ態勢の本格協議に入った。山形代表の宿舎、大阪キャッスルホテルでは高野連の要望に合わせて食事を個人盛りにすることを検討。東京代表が宿泊する甲子園ホテル夕立荘の島田昭一社長(77)は「対策を立てないといけない」と気を引き締め、球児たちを安全に聖地に送りだす考えを示した。
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大会は選手の受け入れ宿舎に集団感染のリスクがあるビュッフェ形式を禁止している。普段ビュッフェ形式で朝食を提供している大阪キャッスルホテルは「食事を個人盛りにする方向です」と話し、食事も2メートルずつ離れて取るという高野連の要望を励行する考えだ。
選手たちには一般客とは別に会場を設けて食事を提供。通常業務でもアルコールを使用し、テーブルなどの消毒を行って衛生管理には気をつかっているが、今後さらに対策を厳格化する方針だ。
兵庫・西宮市の甲子園ホテル夕立荘の島田社長は「初めての経験です。(普段以上の)対策を立てないといけない」と気を引き締めた。
51年春から球児を受け入れてきた。甲子園球場の目の前に位置し、初めて泊まった選手は地元兵庫の鳴尾高校で準優勝だった。当時小学生だったという島田社長は、決勝で敗れ、宿舎の入り口の前で泣き崩れた球児たちの姿を鮮明に覚えているという。
「選手たちは孫みたいなものですから。勝ってくれたらいいけど、(宿泊を続けることも受け入れる側も)リスクを背負う。それでも、高校野球は楽しい」
ホテルの定員は75人で球児たちは約35人で宿泊するという。新型コロナウイルスの影響で、一般客のキャンセルが相次いでいるが、宿泊する階を分けることも視野に入れる。「エレベーターで一般客と接触する可能性もある。一般のお客さんが少ないので、いっそのこと選手だけ受け入れるか。話し合わないといけない」と話す。
前例のない感染症の拡大。約70年、球児たちの青春を見守り続けてきた島田社長は球児の生活を守る使命に駆られている。選手が野球に集中し、最善の力を出すためにできることは何か。学校側の協力を得ながらの対策の立案、実行は待ったなしだ。19日の開幕へ向けて、受け入れる側も必死で知恵を絞っている。【南谷竜則】
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March 06, 2020 at 05:00AM
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階分け、個人盛りで離れて食事…球児宿舎が態勢協議 - 日刊スポーツ
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