大相撲九州場所は千秋楽、27日に優勝を決めた横綱 照ノ富士は大関貴景勝に勝って、自身初めての全勝優勝を果たしました。
中入り後の勝敗です。
▽栃ノ心に照強は、照強が下手ひねりで勝ちました。
▽琴ノ若に輝は、輝が寄り切り。
▽千代大龍に佐田の海は、佐田の海がとったり。
▽千代の国に英乃海は、千代の国が突き落とし。
▽碧山に天空海は、天空海が押し出し。
▽琴恵光に豊山は、豊山がはたき込みで勝ちました。
▽北勝富士に千代翔馬は、北勝富士が寄り切り。
▽宇良に千代丸は、千代丸が上手投げで勝ち越しました。
宇良は技能賞を受賞しました。
▽志摩ノ海に松鳳山は、松鳳山が寄り切り。
▽魁聖に遠藤は、遠藤が送り出しで勝ち越し。
魁聖は負け越しました。
▽宝富士に豊昇龍は、豊昇龍が上手投げ。
▽隠岐の海に妙義龍は、隠岐の海が引き落とし。
▽阿炎に隆の勝は、隆の勝が押し出しで勝って敢闘賞です。
阿炎も敢闘賞受賞です。
▽阿武咲に高安は、高安がはたき込み。
▽翔猿に若隆景は、若隆景が押し出しで勝ち越し。
翔猿は負け越しました。
▽大栄翔に石浦は、大栄翔がはたき込みで勝ち越しました。
石浦は負け越しです。
▽玉鷲に霧馬山は、霧馬山が寄り切り。
▽逸ノ城に明生は、明生が押し出し。
▽大関 正代に御嶽海は、御嶽海が押し出し。
▽横綱 照ノ富士に大関 貴景勝は、照ノ富士が押し出しで勝って自身初めての全勝優勝です。
全勝優勝 横綱 照ノ富士「大きい目標 ふた桁の優勝」
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自身初の全勝優勝については「今まで出来なかったことなので、本当にうれしく思う」と話したうえで、28日の取組前の心境を問われると「重圧を感じてもしようがない。土俵に上がっている以上は自分のベストを尽くしてやりきることしか考えていない」と話しました。
初めて番付上の一人横綱として臨んだ今場所は、大鵬以来59年ぶりとなる新横綱から2場所続けての優勝を果たしました。
照ノ富士は「1日、一番という気持ちで臨んでいるのが、少しでもつながったのかなと思う」と話した上で、来年に向けては「大きい目標を立てて、ふた桁の優勝回数を目指して頑張っていきたい。そう簡単にできることはないと思うので、自分なりに努力して頑張りたい」と6回となった優勝回数を伸ばしていくことへの意欲を語りました。
敢闘賞 阿炎「変わるための1年だった」
阿炎は接待を伴う飲食店に出入りし、日本相撲協会のガイドラインに違反したなどとして3場所出場停止の処分を受けたあと、ことしの春場所で復帰し、さらに今場所、7場所ぶりに幕内に戻りましたが、「変わるための1年だった。これで止まらずもっと変われるように頑張っていきたい」と話していました。
敢闘賞 隆の勝「もっと上を目指して」
好調の阿炎との取り組みについては「突きが強いので、止まらず前に攻めようと思っていた」とした上で、勝って11勝4敗となった成績を受け「ことし最後の場所で大勝ちできたのでよかった。もっと上を目指して頑張っていきたい」と来年を見据えました。
技能賞 宇良「1つ夢をかなえられてうれしい」
また、ことしを振り返り「幕内に戻ってこられるとも思っていなかったので、感慨深いところがある」と話した上で、来年に向けて「しっかり稽古に励んで幕内で十分戦える力士を目指して頑張りたい」と意気込みました。
八角理事長「一人横綱で大変 よくやってくれた」
一方、12勝3敗の大関・貴景勝について「先場所、先々場所のことを考えると、よく頑張った。ただ、いい時と悪い時の波が大きい。波を小さくして、いい相撲で、常にこれくらいの番数を勝てるよう心がけてほしい」と話しました。
また、2年ぶりの開催となった九州場所を終えて「コロナ禍で大変だったが、多くのお客さんに来てもらってありがたい。感染者が1人も出ず、土俵上もそうだが感染対策もよく頑張ってくれた」と振り返りました。
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