
新総合体育館 5候補地はどんな場所? 委員はどう見た?[11/17 19:35]
新総合体育館の5つの整備候補地は、それぞれどのような場所なのか、くわしく見ていきます。
鹿児島県が16日に示したのは、鹿児島市内にある県有地4か所と、鹿児島市の市有地1か所の合わせて5か所です。県は「鹿児島市内で面積1万5000平方メートル以上」、「未利用の県有地、または譲渡が可能な市有地、国有地、民有地」を基準に選んだとしています。
そして、ここから交通利便性や、経済波及効果、収益性、周辺道路の状況、防災上の課題など12項目について、0点から3点までの4段階の評価が示され、委員がその合計点などを踏まえて1か所に絞り込んでいくことになります。
それでは5つの整備候補地を具体的に見て行きます。
【ドルフィンポート跡地】
鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地は、およそ3万1000平方メートルの県有地で、暫定的にイベントスペースや駐車場として利用されています。視察した委員から、中心市街地に近く経済波及効果が期待できるという意見の一方、海に近く、防災面を気にする声や交通渋滞を懸念する声が聞かれました。
【住吉町15番街区】
同じく本港区エリアの住吉町15番街区は、およそ2万5000平方メートルの県有地で、暫定的に駐車場として利用されています。県の担当者は「海の玄関口」で交通の利便性が高い一方、海に近く、災害時に浸水リスクもあると説明しました。
【鴨池ニュータウン9・10号街区】
鴨池港フェリーターミナル近くの鴨池ニュータウン9・10号街区は、およそ3万平方メートルの県有地で、現在は駐車場となっています。委員からはこんな声も。
(県観光プロデューサー 伊牟田均さん)「いい点は広さが十分あるというぐらい。街のにぎわいとか経済活性化とか、全く難しいのではないか。一番のネックは駐車場、(現在)住民が駐車している」
【市脇田処理場等跡地】
マリンポートかごしま近くに鹿児島市が所有する市脇田処理場などの跡地は、面積がおよそ1万5000平方メートルで、現在は暫定的に駐車場などとして使われています。県や市の担当者からは、土壌処理の影響はないことなどが説明されました。
【県農業試験場跡地】
西谷山の県農業試験場跡地は、およそ5万5000平方メートルの県有地で、未利用地となっています。周辺には高校や県立鹿児島盲学校などがある「文教・福祉関連地区」で、県の担当者は体育館を建てるには住民説明会などを行い、用途変更が必要なことを説明しました。
5つの候補地のうち「ドルフィンポート跡地」「住吉町15番街区」は、鹿児島市のサッカースタジアムの候補地とも重なっていて、委員からは今後、県と市のさらなる話し合いを求める声も上がりました。
建築からおよそ60年が経過した県体育館。代わりの施設の候補地を巡ってはこれまで二転三転し、また大きな予算を伴うプロジェクトだけに、議論を尽くすことが求められます。
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