二十一日に横浜市金沢区に完成した、難病やがんで余命を宣告された子どもたちが、家族と一緒に過ごせる緩和ケア施設「横浜こどもホスピス〜うみとそらのおうち」。運営主体のNPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」の田川尚登代表理事(64)は「子どもたちにやりたいことをリクエストしてもらい、願いをかなえる場所にしたい」と意気込む。
二階建てで、看護師や保育士が常駐する。一階に家族同士や、地域住民らが交流できる広いスペースを確保。キッチンには、子どもが大人と一緒に料理ができるよう、高さの違うキッチン台を設けた。お菓子作りに挑戦したり、友だちを呼んで小さなパーティーを開いたりできる。
二階には、個室三部屋を用意。家族だんらんのひとときを過ごせるように、ベッドとソファの高さを合わせてあり、川の字で横になれる。風呂は窓から海が見え、壁一面にプロジェクターで映像を流してリラックスできる空間にした。また施設内は間接照明を使い、天井を高くして圧迫感を減らす工夫も施されている。
田川さんは「終末期に子どもの願いをかなえ、一緒に楽しい時間を共有することが、その後に家族が立ち直るきっかけにもなる」と話す。
利用は会員登録が必要。問い合わせは「うみとそらのおうち」=電045(353)3153=へ。(丸山耀平)
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