「防災の日」の１日、和歌山市の認定こども園では、南海トラフの巨大地震で津波が押し寄せたという想定で、子どもたちが近くの建物の屋上に避難する訓練が行われました。
和歌山市の「むつみこども園」で行われた訓練には、０歳から６歳の園児など、およそ１１０人が参加しました。
訓練は、南海トラフの巨大地震で震度７の揺れが起き、高さ１５メートルの津波が押し寄せるという想定で行われました。
地震の発生を知らせる放送が流れると、子どもたちは被害を避けようと教室の真ん中に集まり、しゃがんで頭を手で覆いました。
揺れが収まると、防災頭巾をかぶって５０メートルほど離れた７階建ての公務員宿舎に向かい、階段を上って屋上に避難しました。
５歳の男の子は、「階段を上るのは大変だった」と話していました。
南海トラフの巨大地震が起きた場合、このこども園の付近にはおよそ４５分で３メートルの津波が来ると想定されています。
栗林顕 副園長は「新型コロナウイルスの影響で３月に避難訓練ができず、きょうは予想以上に避難に時間がかかりました。今後も訓練を重ね、できるだけ早く避難できるようにしたい」と話していました。
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September 01, 2020 at 09:57AM
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