日本相撲協会は31日、東京都墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲秋場所（9月13日初日・両国国技館）を7月場所同様、1日の上限約2500人で観客を入れて実施することを決めた。
国技館の定員は約1万1千人。上限を緩和しなかったことについて、協会の芝田山広報部長（元横綱大乃国）は新型コロナウイルスの感染状況が収まっていないことを理由に挙げた。
新型コロナ対策として、4人用の升席に1人ずつ座ることや飲酒の禁止、声援の代わりに拍手での応援の推奨なども含め、4カ月ぶりの本場所再開となった7月場所に倣った形式で運営する。通常は午前の開場も午後1時で変更はなく、入場券は9月1日からウェブで受け付けを開始する。場所前の優勝額贈呈式は実施する。
また、新たな行動指針を通達し、再び不要不急の外出を禁止した。力士会が要望している出稽古についても禁止を継続させるなど、予防策の徹底を図る。八角理事長（元横綱北勝海）は「お客さまが安心、安全にご覧いただける環境を整えてまいります」と話した。
専門家の助言を踏まえて作成したガイドラインも一部改定。芝田山部長は「今、感染者を出すわけにはいかない。とにかく感染防止に努める」と語った。〔共同〕
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August 31, 2020 at 07:10PM
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新型コロナ:大相撲秋場所、観客上限2500人 7月場所同様の運営に - 日本経済新聞
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