Pages

Thursday, August 6, 2020

野辺山天文台、「もうすぐ星が生まれる場所」を発見(JBpress) - Yahoo!ニュース

 7月2日、優秀番組に贈られる「57回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)が発表された。テレビ部門大賞を受賞したのが、テレビ信州制作の「カネのない宇宙人 閉鎖危機に揺れる野辺山観測所」である。大賞選評では、「国からの交付金削減で日本の基礎研究が衰退していく現実を見事に浮き彫りにしました。経済的利益を優先する国の政策に警鐘を鳴らした秀作です」との評価を得た。  舞台となったのは、JBpressでもおなじみの国立天文台・立松健一教授が第13代所長を務める野辺山宇宙電波観測所(長野県南佐久郡)だ。野辺山観測所は1982年に開所。直径45メートルの電波望遠鏡で銀河の中心に超巨大ブラックホールがあることを初めて観測するなど、数々の成果をあげ、電波天文学の聖地と呼ばれている。しかし財政難により本館が閉鎖され、その結果、外部研究者の観測所を訪問しての共同利用観測ができなくなるなど、存続の危機に陥っている。  そんな立松教授が、原始星(赤ちゃん星)が生まれそうな場所を世界で初めて見つけたという。さっそく話を伺った。(JBpress) ■ オリオン座で星が生まれる場所を探せ!   ──立松先生が主役(? )の番組がギャラクシー大賞を受賞されましたね。おめでとうございますと言ってよいのかわかりませんが、ご感想は。

 立松健一教授(以下、敬称略) テレビ信州さんが1年間の密着取材で作り上げた作品が大変高く評価されて、協力させていただいた者として、とてもうれしく思っています。  ──日本の基礎研究の衰退というあたりは後で伺うとして、今回Astrophysical Journal(米国天文学会)に掲載された論文では、何を発見されたのですか。  立松 簡単に言うと、宇宙空間でもうすぐ星が生まれそうな場所を見つける手法を開発したということです(参考:8月4日のプレスリリース「オリオン座『もうすぐ星が生まれる場所』目録完成―『謎の二つ目玉』原始星の発見―」)。その結果、星が誕生するきっかけとして「体重増加」運動が重要らしいことを発見しました。  ──永い宇宙の時間の中で、星がどのように生まれるかがわかるということですか。  立松 そうです。今回の研究成果の前に、宇宙の年代測定の話をしますね。  岩石や化石の放射年代測定をご存じでしょうか?  放射性核種の崩壊などに基づく年代測定で、何千年、何万年前という年齢を調べることができます。そこで宇宙の星々ではどうしているかというと、多数の天体を観察し、年代順に並べてその成長を調べます。年代順に並べるためには、基準が必要です。地上と同じことが宇宙でできないかという試みの話です。  これまでも、星の赤ちゃん、小学生、中高生に関しては、年齢の測定法がありましました。星が出す「赤外線」、焼き芋がおいしくなるやつですね!  星は、可視光だけでなく赤外線も出しているのでそれを観測して星の温度をはかり、年齢を測定する方法です。一方、星が生まれる前はどうなっているか。星や惑星は、宇宙に漂う雲、分子ガスでできているので分子雲といいますが、その特に濃いところの「分子雲コア」が材料となって星が生まれます。星の赤ちゃん、すなわち原始星は「分子雲コア」から誕生し、成長して、大人の星になるわけです。誕生前の「分子雲コア」の年齢のいい測定方法が今までなかったのです。年代測定ができないので、どこで星が生まれそうかがわからなかったわけです。 ■ 野辺山とアルマ望遠鏡「森田アレイ」が連携  ──つまり星の年齢は測定できるけど、星になる前の「分子雲コア」状態の年齢はわからない。それがわかるようになる手がかりは何ですか。  立松 それは「重水素」です。私たちの身近な「水素」は、宇宙を構成する炭素、窒素、炭素といった元素のうち、一番軽いもので、そして、宇宙で一番数が多いものです。元素記号でHですね。

Let's block ads! (Why?)



"場所" - Google ニュース
August 07, 2020 at 04:10AM
https://ift.tt/2PwnqND

野辺山天文台、「もうすぐ星が生まれる場所」を発見(JBpress) - Yahoo!ニュース
"場所" - Google ニュース
https://ift.tt/34OhdC1
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment