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Sunday, May 10, 2020

新型コロナ>東欧から出稼ぎ男性死亡 ドイツ 収穫農場の感染対策懸念:国際(TOKYO Web) - 東京新聞

 【ベルリン=近藤晶】新型コロナウイルス対策で厳しい出入国制限が続く中、ドイツが東欧から農業の出稼ぎ労働者を限定的に受け入れている。旬を迎えた野菜や果物の収穫を担う人手が必要なためだ。だが、死亡した季節労働者の感染が判明し、感染防止対策に懸念の声が出ている。

 「季節労働者が来なければ収穫はままならない。本当にほっとしている」。ベーリッツ・アスパラガス協会のユーゲン・ヤコブス会長は安堵(あんど)していた。ベルリンの南西約五十キロにあるベーリッツは春の味覚、白アスパラの産地。収穫は最盛期を迎えている。

 ドイツは農業分野で年間約三十万人の季節労働者を雇用。白アスパラやイチゴの収穫期となる四〜五月は約十万人が必要とされる。

 独政府は三月下旬、感染拡大を防ぐため季節労働者の入国を禁止したが、農業団体が緩和を要請。欧州連合(EU)が指針を示したことを受け、政府は四、五月にそれぞれ最大四万人の入国を認めた。四月からルーマニアとポーランドからの労働者を受け入れている。

 内務省と食料・農業省が定めた感染防止対策では季節労働者を入国後十四日間隔離し、農作業は少人数のグループでマスクなどを着用して行うよう規定。宿舎では同室者を定員の半分とするよう求めた。

 だが、独メディアによると、一部の農場で四十人以上の労働者が一台のトラックで畑に移動。宿舎も相部屋で定員いっぱいだった。南部バートクロツィンゲンでは、ルーマニアから出稼ぎに来ていた男性(57)が四月中旬に死亡。検査の結果、新型ウイルスに感染していたことが分かった。男性はドイツで感染したとみられ、農場では四人が陽性だったという。

 感染防止対策が守られない場合でも罰則はなく、コスト増に伴う補償も盛り込まれていない。野党は「季節労働者が代償を払うことになる」と批判する。コブレンツ大学のシュテファン・ゼル教授(経済社会学)は「農場では対策の多くが守られていない。象徴的な政策で安心させようとしている」と対策の不備を指摘している。

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May 11, 2020 at 05:48AM
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