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Friday, May 8, 2020

花田虎上氏、夏場所中止の力士へアドバイス“頭の稽古”空白期間4か月有効活用して - SPORTS BULL

 第66代横綱・若乃花でタレントの花田虎上(まさる)氏(49)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で稽古不足が懸念される力士へアドバイスを送った。夏場所が中止となり、東京で特別開催となった7月の名古屋場所(19日初日・両国国技館)までできた約4か月の空白期間を有効活用するために、スピードを養う瞬発系トレーニング、昔の名力士の動画を見て技術を学ぶ“頭の稽古”などを勧めた。

 夏場所が中止になったことはとても残念です。3月の春場所は無観客で開催できましたが、緊急事態宣言が出されている状況下での開催は難しい。いい決断だったと思います。今回のような状況を経験した親方衆はいないはずです。感染拡大防止のための取り組みを、しっかりと形にして、後世に伝えてほしいものです。

 7月場所は7月19日が初日となり、春場所が終わってから約4か月、間が空きます。力士には目に見えないストレスがたまっているに違いありません。けがを抱えている力士は稽古や治療にあてる時間ができたとプラスにとらえられるでしょうが、一方で常にいっぱいいっぱいの戦いを続けてきたベテランらはモチベーションを保ち続けることが難しい。次の場所までいかにして保っていくか。工夫すればいろいろなことができるはずです。

 稽古は基本に徹することが大切。四股、テッポウ、すり足は一人でできるとはいえ、地道な稽古をやり続けるにはよほどの精神力が必要。心技体の心の部分も鍛えたいものです。また、最近の相撲を見ていると力士の大型化に伴って動きが遅くなってきた気がします。スピードをつけるには瞬発力をつけることが必要。そのためのトレーニングに取り組んでみては。私は現役時代、土俵での稽古以外になわとび、ランニングをこなし、トレーニングコーチに師事して専門的な指導を受けていました。なわとびなら稽古場の土俵外でもできます。加えてロードバイク、ラダーを使うなど様々な方法がありますから、各自に合った方法を見つけるのがいいでしょう。

 オンラインや動画の活用もお勧めです。オンラインでトレーナーの指導を受けるのも一つの手段。NFLのトレーニングは瞬発力をつけるために参考になると思います。また、動画などで昔の相撲を見て“頭の稽古”もできます。私は相撲が好きということもありますが、外出自粛で家にいる時間が増えたことを利用して双葉山関、栃若時代など昭和の相撲を見ています。「こういう技術もあるのか」と参考になることも多いはず。この期間を有効に使った力士が翌場所でいい結果を残すとみます。

 東京五輪・パラリンピックは1年延期となりましたが、アスリートは気持ちを切り替えて前を向いて頑張っています。力士もこの土俵際で頑張りをみせてほしいものです。

 ◆花田 虎上(はなだ・まさる)。本名・花田勝。1971年1月20日、東京・中野区出身。49歳。88年春場所、弟の光司(元横綱・貴乃花)とともに、父(元大関・貴ノ花)が師匠の藤島部屋(当時)に入門。90年秋場所、新入幕。93年名古屋場所後、大関に昇進。98年夏場所後、横綱に昇進した。2000年春場所限りで引退し、同年12月、日本相撲協会を退職。現在はタレント、スポーツキャスターなどで活躍中。優勝5回。幕内通算487勝250敗124休。殊勲賞3回、技能賞6回。現役時代のサイズは180センチ、134キロ。得意は左四つ、寄り、おっつけ。

 ◆1998年と2020年夏場所の幕内平均体重 大関・若乃花(131キロ)が2場所連続の優勝で横綱昇進を決めた98年夏場所、幕内平均は153.8キロだった。最重量は曙227キロ、最軽量は寺尾の115キロ。12年秋場所で幕内平均が初の160キロ超えを記録して力士の大型化を印象づけた。中止になった今年夏場所の平均は160.2キロ。最重量は魁聖(友綱)の201キロ、最軽量は炎鵬(宮城野)の96キロだった。

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May 09, 2020 at 04:48AM
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